普段何気なく食べている数々の料理たちにも生み出した人、生み出したお店が存在しています。
苦悩の末に生み出された料理たちは、いつしか人気メニューへと変貌し、噂が噂を呼んで周辺のお店達にも伝播し、エリアでの名物料理に昇華しさらには全国的な知名度を得ていった料理たちもあります。
本ブログでは、そんな料理たちを生み出した「人」「お店」に着目し、日本全国に散らばっている元祖・発祥をまとめ上げることを目的としております。
用語の定義 元祖は人で発祥は店
食べ歩きを始めたときには意識していなかったのですが、せっかく情報としてまとめておくのであれば、元祖と発祥という二つの言葉の定義もしっかりと決めておきます。
辞書によると以下のように定められております。
元祖について
がん‐そ〔グワン‐〕【元祖】 の解説
1 家系の最初の人。始祖。2 物事を最初に始めた人。鼻祖。創始者。「二刀流の―」
3 仏教の一宗の開祖。特に、法然をさす。
出典:goo辞書
発祥について
はっ‐しょう〔‐シヤウ〕【発祥】 の解説
[名](スル)
1 天命を受けて天子となるめでたいしるしが現れること。帝王やその祖先が生まれ出ること。2 物事が起こり現れること。「オリンピックの―した地」
出典:goo辞書
簡単にまとめると、
元祖は「人」
発祥は「場所」=「店」
と読めますので、本ブログでは元祖はその料理を生み出した人を指す言葉とし、発祥は料理を生み出した店を指す言葉として使用していきます。
議論が活発な料理は各店食べて調べて判断していきます
食べ進めていく中で元祖や発祥、そして本家などが乱立している料理たちに出会うことも多くありました。
また、WEB上にある情報も実際に調べた情報ではなく、誰かが言っていることのコピペで済ませていることも後押ししてしまい、世の中には間違った元祖・発祥論争が終わることなく続けられていたりもします。
しかし、事実は一つだけのはずです。
そしてその事実は時間がたてばたつほど判断するのが難しくもなっています。
当ブログでは実際に食べたお店しか情報はまとめませんし、各店食べてみて調べてみて本当はどっちが正しいのかも判断していきます。
あくまで私が勝手にまとめる情報ですが、後世に役立てば幸いと勝手に一人で盛り上がっていきたいと思っております。
一部参考にしている文献は「あのメニューが生まれた店」
食べ歩き開始時にはまとまった情報がなく地道に調べて食べ歩いていたのですが、冷やし中華発祥の店と言われている仙台「龍亭」にて、ある本と出合いました。
それが、
「あのメニューが生まれた店」 菊地武顕著 平凡社
です。私と同じように元祖・発祥グルメに取りつかれた著者が情報をまとめ上げている本を作成していました。
私としては、この本は参考にはしていますが、まだまだ他の料理たちが生まれたお店はありますし、なにより考えが異なる点も多々あります。
元から知っていた店も多数ありましたので、参考にはしますがすべてを踏襲しているわけではありません。
あくまで個人として情報を集め網羅を目指し、まとめていることをお約束しておきます。
それでは元祖の人・発祥の店の世界をお楽しみください。